今年は暖冬のはずが、突然訪れた寒波と大雪。けれど真冬の寒さも気に留めることもなく、子どもたちは元気いっぱい、雪遊びを楽しんでいました。寒さが一段と増すこの時期、冬ならではのあそびや楽しみを、思う存分味わいながら、今月も元気で過ごしたいと思います。

　先日、突然、廊下から「わーん！」と泣き声が聞こえてきました。おや？と思い、職員室から急いで様子を見に行くと、年長児の男の子が担任に抱っこされて、しくしく…。「どうしたの？」と様子を聞くと、今月3日の豆まきに備え、クラスで「鬼をやっつける作戦」をたてていたところ、昨年の豆まきのことを思い出し、怖くなって泣いてしまったそうです。「怖かったこと覚えているんだね？」と声を掛けると、こくんと頷く男の子。感受性の豊かさに感動しつつ、担任に抱っこされて背中をとんとんされている表情は安心しきっていて、赤ちゃんの時に入園してきた当時のことを思い出させ

ました。担任でない職員が通りすがりに次々と声を掛けていきました。「大丈夫だよ～！」と。大きくなってもいつまでも可愛いほくようっこたち。クラスを超えて、信頼関係を築き合える保育園を目指します。

本番の豆まきでは、みんなで一生懸命に鬼退治をしてくれることでしょう。たくさんの福がほくよう保育園のみんなに呼び込まれることを祈っています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　園長　　三成　美紀