7月 園だより 2021/07/08
降り始めた雨と暗鬱な空を仰ぎながら、各クラスから聞こえてくる子どもたちの可愛らしい歌声が『カエルのうた』や『にじ』から「ささのはさ~らさら~」と『たなばたさま』に変わり、季節を感じつつ癒されている今日この頃です。 さて、コロナ禍のもとでの園運営・保育を実施してはや一年半が経ちました。職員においては、個人の感染不安だけでなく、保育を通じて感染が拡大しないかという、責任感からくる不安を感じながらの日々の保育を継続してきました。子どもたちや保護者の皆様の思いや、そして大切な時間を過ごしていただけるように、今何ができるかを模索しながらの日々です。昨年は中止していた行事等を、今年は対策を講じながら実施しつつあります。保育所においてのみならず、地域でも、家庭でも、思いきり声を出し、触れ合い、あそび込む子どもたちの姿を、一日でも早く目にしたいものです。 先頃、保育園ではプール開きが行われましたが、今しばらくは、雨のやみ間の水あそびとなりそうです。子どもたちの表情が輝きを増す夏。プールに色水作り、泥んこあそびと夏ならではのダイナミックなあそびを楽しみます。子どもたちは、日常の何気ないあそびや生活を通してたくさんのことを学んでいきます。特に幼児期の子どもは感性のアンテナを敏感に張りめぐらせ、心も大きく動きます。心が動いた分、心が動いた方向へ体も頭も動き出します。あそびの楽しさの質、感じ方や学び方は子どもの数だけあり、環境によって変化すると言われます。これからは、夏ならではのあそびを工夫し、暑さに負けない強い心と身体を育んで欲しいと思います。 今後も、新型コロナウイルスだけでなく、この時期特有の感染症や熱中症対策など、子どもたちや職員策に関する最新情報や指針の提供を受けながら、一人ひとりの子どもの状況に応じた保育に職員が一丸となって取り組んでいきたいと思います。 |