6月 園だより 2021/06/01
保育園の窓から仰ぎ見る北山の木々の緑が美しさを増してきた今日この頃です。 新型コロナウイルス感染症の影響がさまざまな行事の中止や、行事内容を大きく変更しての実施など、これまで通りとはいかない日々が今なお続いています。コロナ禍であっても、子どもたちが変わらない日常の喜びや四季の変化を五感で感じることができるよう、またのびのびと健やかに成長していけるように、保育の充実を図っていきたいと思います。 さて、令和3年度の中国地方は、例年より12日早い5月26日に梅雨入りとなりました。うっとうしい毎日になりますが、晴れ間に顔をのぞかせる太陽の光は、日ごとに強くなってきて、少しずつ夏の入り口にさしかかろうとしています。 6月。新しい園生活にも慣れ、充実した毎日が送れる月です。今までは自分のことで精一杯だった子どもたちが、周りを見る余裕が出てきます。友だちの姿、自然の変化など様々なことに興味を持ち五感をしっかり働かせている姿が見られるようになります。これから雨が続くと、大人の思いとしては、うっとうしい、いやな季節と思いがちです。雨の音、しずくの様子、水たまり、雨上りのにおい等、この時期だからこそ、子ども達と一緒に感じたいことがたくさんあります。雨は動植物が生きていくうえで大切なものであることを、自分たちで植えた夏野菜の苗や植物の種の生長を通して伝えていきたいと思います。そして衛生面や安全に特に気を配りながら、子どもたちにとって楽しい季節となるよう、限られたスペースのなかで、子どもたち一人ひとりの安全・安心な居場所を確保するため、様々な工夫をしていたいと思います。 |