秋が一段と深まり、木々も紅色や黄色に色づく季節となりました。秋の気配が街を包み、空を群れ飛ぶ赤とんぼの姿を目にする今日この頃です。

　さて、１０月は諸費税率の引き上げから始まり、台風１９号による記録的な大雨による甚大な被害をもたらしました。この度の台風により、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されました方々に心よりお見舞い申しあげます。被災地の一刻も早い復興を心よりお祈り申しあげます。

　近年多発している災害は、日本全国至る所で災害が発生し、その被害も広範囲に及んでいます。私たち保育者は、子どもの命を守る（生命の保持）ため、「もしも」に備えた検討や対策を講じていかなければならないと強く感じております。

また、明るい出来事として即位礼正殿の儀、吉野彰さんのノーベル化学賞受賞そしてスポーツ界では、ラグビーワールドカップ、バレーワールドカップ、世界陸上などの世界大会が行われ、日本選手の活躍に勇気や元気をもらったという方も多いのではないでしょうか。

１１月。これからは、朝夕の急な冷え込みで、思わず重ね着をしてしまいがちです。でも、今着込んでしまうともう脱げなくなり、薄着の習慣がつきにくくなります。乳幼児のからだづくりは『健康のしつけ』からといわれるように、一人ひとりの子どもが自分で自分のからだの健康に気づくような生活の力をつけることと、体調を整えられる諸機能を高めていくことが大切です。

　この時期から外気に皮膚を触れ、少しずつ寒さに慣らしていきながら、寒さに負けない丈夫なからだづくりを心がけ、体力をつけていきたいと思います。　　　　　　　　　　　　　　　園長　　尾添　博美