10月 園だより 2019/10/01
澄み切った青空がどこまでも続き、思わず大きく背のびをしてみたくなる季節です。 食欲の秋、スポーツの秋、収穫の秋といわれるように、実り多いこの時期を、子どもたちと 共に充実した毎日を過ごしていきたいものです。 さて、子ども・子育て支援法の一部を改正する法律が2019年5月10日に可決・成立し、 いよいよ10月1日から3~5歳児の幼児教育・保育の無償化がスタートします。このこ とにより、給食費徴収の内容や方法等が変わります。 現在、当ほくよう保育園では保護者の皆様のご理解・ご協力を得て、事務手続き等を進めさせていただいております。これを機会に、保育における食事の意味や食育の大切さを改めて確認し、子どもたちの健やかな育ちを願いながら、心をこめて食事の提供をしていきたいと思っております。 幼児期に経験する味や食感が、将来の食の好みを決めるといわれます。これは、味覚のセンサーである 「味蕾」が成人よりも幼児に多いためです。濃い味や脂の味に慣れてしまうと、ファストフードや脂たっぷりの食事がおいしさの基準となってしまいます。生活習慣病を防ぐためにも、脂が少なく、素材やだしのおいしさが味わえる和食で、健やかな味覚を育てたいものです。 これからも「豊かな心は食事から」を心がけ、みんな一緒に食べる喜びを感じ、またさまざまな食体験から季節を感じ、作ってくれる人への感謝の気持ちや食べ物を大切にする気持ちを育んでいきたいと思います。 園長 尾添 博美 |