9月 園だより 2019/09/03
異常気象、ゲリラ豪雨、記録的猛暑、大雨・・・毎日のように話題に上がっていた今年の夏でした。ある場所で30年に1回程度しか起こらない、まれな現象が「異常気象」の定義のようですが、異常気象が30年どころか1年のうちに何度も起こり、定常化しています。自然災害は、もはや「想定外」ではなく、起こるべくして起こっており、現代の子どもたちは自然災害と隣り合わせに生きているといっても過言ではありません。 子どもたちが「自分の命は、自分で守る」ことができるようになることを目標とし、自然災害の正しい知識を持ち、自ら考え、判断し、危険から身を守る行動を身に付けていくのが防災教育です。 ほくよう保育園では、これらの災害に備え、毎月の避難・消火訓練の実施や災害に備えたマニュアルの作成、備蓄の確保、避難経路の確保や保護者への連絡方法の確認など防災・減災に向けた取り組みを日々行っています。 また、年齢に合わせた保育のなかの安全教育を通して、約束事を守り、自ら身を守るための術を身につけ、適切な行動をとることができるよう、そして子どもたちが共に助け合ったり、励まし合ったりできるようはたらきかけています。 『防災力』を構成するものは『ヒト・モノ・コト』の3つだと言われています。『モノ』はハード面における対策、『コト』はソフト面における対策です。今後も『ヒト』としての保育士は、子どもの命を預かる専門職として自覚と防災に関する意識・知識・経験を得る努力をしていきます。 そして保育所は、地域に根差し、地域で生きる人とつながり、助け合い、支え合う関係を築いていきたいと思っておりますので、より一層のご支援・ご協力またご指導をお願いいたします。 園長 尾添 博美 |