花壇や庭の紫陽花が淡い空の色に染まり、雨の滴を葉の表面にころがせながら、

砂や水と戯れ遊ぶ子どもたちをやさしく見守ってくれる季節となりました。

５月は元号が改まり、新たな時代の幕開けに期待感を膨らませながら、前向きな　　

雰囲気に包まれていた『令和元年』の始まりでした。希望のもてる穏やかな世の中が続いて、

子どもたちが将来に渡っていきいきと輝ける社会であってほしいと願ったのも束の間、散歩中の保育園児が交通事故の巻き添えとなり尊い命が犠牲となりました。また公園の砂場で遊ぶ保育園児に車が突っ込む事故、そして児童殺傷事件と立て続けに起こる痛ましい事件の発生に、不安を覚えると共に幼い子どもたちをお預かりする保育所の責務について今一度検証し、実践的な対策を講じる機会となりました。

　日々の保育において安全への配慮や事故防止対策は、子どもの命を守るうえで何よりも大事にしなければならないことです。子どもたちの安全確保のための環境づくりに向け、日常の生活やあそびのなかにある危険（事故・怪我・食物アレルギーなど）、また先頃の梅雨入り前の異例の暑さ対策や光化学オキシダント注意報等の発令等、保育するうえで留意すべき事項は数限りなくあります。今後も、安全な環境・体制づくり、そして子どもの命を守るために保育や日常に潜む危険に気づく、より一歩踏み込んだ安全管理を目指します。

今後も保護者の皆様に支えていただきながら、専門機関や近隣施設や地域住民の皆様とのネットワークの構築と連携強化に働きかけていきたいと思っております。皆様のご協力・ご支援をお願いいたします。