保育園の窓から仰ぎ見る北山の木々も緑が美しさを増し、夏の予感を漂わせる今日この頃です。これから、いよいよ梅雨の季節が到来し、うっとうしい毎日になりますが、晴れ間に顔をのぞかせる太陽の光は日ごとに強くなってきて少しずつ夏の入り口にさしかかろうとしています。

６月は、新しい園生活にも慣れ、充実した毎日が送れる月です。今までは自分のことで精一杯でしたが、この頃は周りを見る余裕がでてきます。友だちの姿、自然の変化など様々なことに興味を持ち五感をしっかり働かせている姿が見られます。これから雨が続くと、大人の思いとしてはうっとうしい、いやな季節ですが、雨の音、しずくの様子、水たまり、雨上りのにおい等、この時期だからこそ子ども達と感じたいことがたくさんあります。雨は動植物が生きていくうえで大切なものであることも自分たちで植えた夏野菜の苗や植物の種の生長を通して伝えていきたいものです。

そして衛生面や安全に特に気を配りながら、子どもたちにとって楽しい季節となるよう、限られたスペースのなかで、子どもたち一人ひとりの安全・安心な居場所を確保するため、様々な工夫をしていたいと思います。園長　　尾添　博美