3月園だより 2018/03/01
先ごろの大寒波から気がつけば日も長くなり、その穏やかな日差しの中に、やっとどこか春の足音を感じるようになった今日この頃です。 また日本中を感動の渦に巻き込んだ平昌(ピョンチャン)冬季五輪。17日間の熾烈な戦いが繰り広げられ、テレビの前で喚起したり、思わず感動の涙を流したりされた方も多くいらっしゃったのではないでしょうか。日本人選手の活躍によりメダル13を獲得し、史上最高の冬となった平昌(ピョンチャン)冬季五輪は、多くの感動や勇気、そしてたくさんのことを私たちに感じさせてくれたように思います。 さて、卒園、進級を間近に控え、子どもたちの胸の中からも、寒い冬を通り抜け春に向けての希望をふくらませている鼓動が聞こえてくるようです。そんな子どもたちのふくらんだ気持ちを、大人のあせりからしかったり急がせたりして、しぼませてしまっていることはないでしょうか。平凡なことの中にこそ、宝物がかくされています。大人が、それを発見する、視点をもつことさえできれば、小さなできごとの中に、大きな真実がかくされていることに気づくことができます。目に見えないほどの小さな発達は、何ものにも代えがたい、大きな喜びにもなることでしょう。 これから保育園では、大きな夢に向かって歩いていく子どもたちに心からエールを送る、いくつものお別れ会や異年齢児との交流行事がいろいろ計画されています。卒園児の子どもたちの心に、素敵な思い出として残り、また残り少ない日々が有意義なものになるよう、そして在園児の子どもたちにも大きくなるという喜びと期待がもてるように一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。 29年度最後の月を迎え、ほくよう保育園をお支えいただきました、多くの地域のみなさま、保護者のみなさまに心より感謝申しあげます。ありがとうございました。 園長 尾添 博美 |