梅雨もあけ、いよいよ夏本番。連日厳しい暑さが続いていますが、プールからは歓声が響き、園庭ではさまざまな水あそびに夢中になっている子どもたちの姿が見られます。水の心地よさに、心も体もホッとする日々。限りある資源としての水の大切さを伝えると共に、子どもたちのアイディアを生かしながら、プールでのあそびや水あそびを楽しんでいきたいと思います。

　さて、決まった夏休みのない保育園では、子どもたちは保護者の方の休暇に合わせて休みます。そのため、毎日の出席人数に変動があり、それによって友だち関係に変化が見られたり、異年齢児との交流のきっかけにつながったりもします。仲の良い友だちが休むと、ふだんはかかわりが少ないクラスの友だちや、年下の子どもをあそびに誘ったり世話をしようとしたりして、自然なかかわりが生まれてきます。新しい仲間関係があそびの幅を広げ、友だちと遊ぶ楽しさを実感していくことでしょう。

　これからも、体調管理に気をつけながら、暑い夏をゆったり元気に過ごせる場を工夫し、暑い夏にしかできない体験を豊かにしていきたいものです。

う～んと汗を流して遊ぶこと。そして、家族の方とのゆったりとしたかかわりや、さまざまな人や大自然のすばらしさとの出逢いなど豊かな体験を通し、心の育ちにつなげてほしいと願っています。

園長　尾添博美