「今日は雲がないねー。空が青いねー。」と子どもたちと話しながら4歳児クラスのデッキから空を見上げていたある朝、開いていたクラスのサッシからふわっと紙飛行機が飛んで出てきました。風もなく園庭に向かって飛んでいった紙飛行機はまるで、春の訪れを喜んでいるような。どこまでも自由に飛んでいくのでは？と思えるくらいふんわり飛んでいる様子を、どこまで飛ぶんだ？！新記録が出るのか？とワクワクした表情で飛ばした本人は見守っていました。きっと、いろんな紙で飛行機を折ってみて、紙質を選んでいるんだろうな、飛ばす角度やスピードも試してみているんだろうな、と想像できました。『何度でも試してみる』『不思議だな？なんでかな？』『やってみよう！』好奇心いっぱいの子どもたちです。そのような姿を見るにつけ、この一年で、一人ひとり自分のペースで大きく、たくましく成長していく様子に嬉しさを感じているこの頃です。

　さて、3月20日（春分の日）には、第16回ほくよう保育園卒園式を行います。16期22名を送り出す寂しさ、子どもたちが新しい世界へ飛び出す頼もしさ、新しい出会いが待っている嬉しさ、さまざまな感情が沸き上がってきます。令和6年度最後の月を迎え、ほくよう保育園を支えていただきました、地域の皆様、保護者の皆様に心より感謝申しあげます。ありがとうございました。　　　　園長　三成　美紀