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園からのお知らせ

6月園だより

2024/06/01

 私の大好きな時間。子どもたちが登園してくる時間。できるだけ時間を作り、一人ひとりに「おはよー!」と声を掛けるようにしています。中には「おかあさんがいい…。」という子や、「お気に入りのおもちゃを持ってきたかったのに…。(持ってくるのを我慢した)」と涙がポロリと出てしまう子もいますが、元気いっぱい「おはよー!」と満面の笑顔の子もいます。大人だっていい時もあれば、今一つの時もありますよね。「おはよう!」は子どもたちの元気のバロメーターです。子どもたち一人ひとりの思いを受け止めてほくよう保育園の朝がスタートします。5月には暑さ対策のためのグリーンカーテンや、食育活動の一環として、各クラス、デッキ前のプランターにアサガオ、フウセンカズラや野菜を植えています。トマト、メロン、スイカ、枝豆等の夏野菜。あんな小さな種から、きれいな黄緑色の双葉が出てくることに目を見張る子どもたちです。そんな中、風が強い朝の出来事です。4歳児の女の子が、「おはよー!」と元気よく登園してきました。そして、プランターを見て、慌てた様子で私の手を引っ張って『ちょっと、おいで!』と。「せんせ~、やだわ~、この子、寒そうだわ~。中にいれてあげらんといけんだあか?」と、見事な出雲弁のイントネーションで熱弁したのです!その、本気でメロンの苗を心配している様子や見事な出雲弁がかわいいやら。しかも、メロンの苗を我が子のように思っている!微笑ましい!きっと、家庭でも日頃から寒暖差や体調にも気を付けてもらっていて、温かい言葉をかけられているんだな、と思いました。保育園でも子どもたちは、大人たちの言動などよく見ています。ままごとで絵本の読み聞かせのシーンを真似している子もいます。言葉は人の気持ちを温めてくれる時もあれば、心無い言葉は人を傷つけてしまうときもあります。私たちはいつも、子どもたちに思いやりの気持ちが伝わるように話しかけ、また、子どもたちも大人になった時には相手の気持ちを考えて話せる人になってほしいと願っています。そして、今月は出雲だんだんトマトアリーナでほくようっこ運動会(2~5歳児対象)を開催します。心温まる声援をぜひお願いいたします!                                   園長 三成 美紀