『みてみて～！！』こどもたちの『みてみて』が始まるこの季節が始まりました。新年度が始まって早1ヶ月が経ち子どもたちは新しい環境に少しずつ慣れて、してみたいこと、挑戦したいことに果敢に取り組み始めました。朝、登園後のおはようマラソンでの『みてみて』は自分なりのカッコよさアピールタイムです。「今、○周走ってるよ！」クラス目標の5周をいかに早く走り終えたいタイプや、自分で目標を挙げ（10周）走るタイプ、「すごいね～！早いなあ！」の声かけで永遠に走り続けるタイプ、園庭をぐるっと回るのではなく、自分でショートカットコース（直線が好き）を走るタイプ、それぞれのカッコよさがあって本当に子どもは面白い！と思います。「（めあてまで）あと○周なんだ～！」などとこのマラソンを通して引き算？足し算？もしている子や友だちに「あと何周だよ！」と教えてあげている子もいます。また、5歳児クラスの子どもたちはたんぽぽの綿毛に興味があるらしく、フェンス裏にある綿毛を取ってきて～！と私にリクエスト。フ～！と飛ばしたり、一つ一つを数え上げたようです。「全部で１１１個あったよ！」と報告する子がいました。きっと、担任と一緒に根気よく数えたのでしょう。あそびを通じて認知能力が育つ瞬間を見た気がしました。また、非認知能力（意欲・自己肯定感・やりぬく力・友だちへの思いやり等）もあそびを通して育つものと考えます。子どもたちの興味・関心はどこにあるのか？担任たちはいつもアンテナを張り巡らし保育の中に取り込んでいきます。各クラス、年齢に合ったあそびを通じて子どもたちが遊び込む環境の中で、子ども同士の育ち合いが生まれることでしょう。そして、私たち大人も子どもたちと共に育ち合う保育園を目指します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                                                            園長　三成　美紀