11月園だより 2023/11/01
「今日だけで終わるのやだー!もったいなーい!」先月の『ほくようっこ秋祭り』が終わったあとに聞かれた5歳児クローバー組の子どもたちのつぶやきです。その言葉の中には、お祭りまで頑張ってきた気持ち、お祭り本番を楽しんだ気持ち、やり切った感(達成感)、様々な思いが含まれていたことでしょう。昨年までは、感染症対策のため子どもたちと職員だけでのお祭りをしていましたが、今年は保護者の方も一緒にお祭りを楽しもう!と計画を練りました。4・5歳児はお店(ゲームコーナー)の話し合い。子どもたちは初めに全体的なイメージ(5歳児は海・4歳児はジャングル)からお店のアイデアを出していて、おもしろいなと感じました。子どもたちの発想は豊かでユーモアに富んでいて、様々なゲームコーナーや飾りを思いつきます。その発想をどうやって実現させるの?と疑問に思ってみていたのですが、担任たちが子どもたちのやりたいことをくみ取り、様々な素材を使って子どもたちと一緒に次々と具現化していき見事にお店が出来上がっていきました。0・1・2・3歳児クラスの子どもたちは、4・5歳児クラスの様子を見たり一緒に遊んだりすることで憧れを持つようになるのでしょう。ステージ発表では子どもたちが今、楽しんでいること、挑戦したいこと、そして、保育士が子どもたちに体験してほしいこと、楽しんでほしいことなどを共に話し合い作り上げていきました。このような姿を見て、子ども主体と大人の主体がバランスよく共存していて共に学び合う関係である『共主体』ではないかと思いました。子どもと保育士(担任)共に育ちあう関係性が秋祭りからも感じられ嬉しく思いました。 また、園庭では雲州平田太鼓さんの演奏がありました。和楽器の響き、まっすぐに伸びた腕、耳に心地よい安定したリズム、会場全体が日本のお祭りならではのムードに包まれたように感じました。メンバーの中にはほくよう保育園の卒園児さんの姿もありました。すっかり成長した姿に感涙。ほくよう保育園を卒園しても『縁』は続いていくことの喜びを感謝した一日となりました。これからも、ずっと『縁』が広がっていきますように。 園長 三成 美紀 |