10月園だより 2023/10/01
見上げた空は高くなり秋らしさを感じます。季節は巡って『実りの秋』を迎えました。春、夏を経て、子どもたちも一回り大きく成長したように見える今日この頃です。 秋になると暑さもやわらいで、おいしい食べ物がたくさん実りますね。先日、ほくよう保育園のきらきらファームでいもほりをしたところです。保育園のサツマイモは『紅あずま』早生なので8月終わりには、収穫可能!いざ、いもほり!と意気込んで掘り続ける子どもたちでした。友だちと一緒に蔓を引っ張る子や地面に顔を近づけて掘る子、泥を触るのちょっとヤダなー!の子もいました。そんな中で、聞かれた4歳児男児の会話。掘り上げたサツマイモを高く掲げ「でたー!これはジャガイモだ!」「ほんとだジャガイモだ!」いやいやサツマイモでしょう?と思わず会話に参加すると、「先生、形がねジャガイモなんだよ!」「だから、これはジャガイモ!」そうか…ジャガイモ。じゃあ、すごく大きいものはカボチャ?「そう!」子どもたちが考えつく言葉あそびはいつもユニークな世界観で、目で見えるものだけでなく想像の世界も広がっていくようです。また、掘り終わってからお芋を陰干ししたり、サツマイモの様子を確認していた栄養士に、3歳児の女の子が「おいしいせんせ~い!」と声を掛けてきたそうです。「【給食の先生】と呼ばれることはあるけど、【おいしい先生】と声を掛けられたのは初めてです!嬉しかったです!」と栄養士から報告がありました。おいしい先生=園の給食がおいしい=給食が好き。ここ3年間コロナウイルス感染症対策で給食の際にはパーティションをしたり、会話を控えたりするなどしていましたが子どもたちに食事を通して豊かな心を育てたい、と願っていた栄養士の気持ちは通じていたんだな、と私も本当に嬉しくなりました。 さて、10月はクオリティーアップ研修(公開保育型研修)を市内の保育園、幼稚園、出雲市役所(保育幼稚園課)、法人役員の方を対象に行います。ほくよう保育園、参加園共に保育の質の向上を図りたいと考えています。子どもと共に育ちあう秋です。 園長 三成 美紀 |